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  • togarashi104

唐辛子って他家受粉!?

唐辛子は世界中に約2500種類あると言われています。 非常に強く生命力がある証拠です。 一つはどの地でも生き抜く植物で交雑性が高く他殖率が高いと言われています。 室町時代に日本に伝来、江戸時代には平賀源内の蕃椒譜には52種類の唐辛子が 明治の伊藤圭介の蕃椒圖説には54種類が紹介されていて 現在日本各地で地域野菜として推奨している唐辛子は約20種類あると言われています。 逆にブランド唐辛子として姿形、食味などの原形を維持していくのが大変です。 江戸時代の伝統野菜「内藤とうがらし」もその努力は常に最善を尽くしています。 その事情を解説しますと、

唐辛子の開花で雌しべは5〜10時間で受精能力最大になります。

花は下向きで蜂や虫が花弁ないに入れません。 一方、雄しべは熟していません。雌しべと雄しべのタイミングがずれています。 開花から1日以降に花弁は太陽に向いて上に咲きます。この時に蜂や虫が飛んできて受精を作ります。

つまりまだ花弁が下を向いている時に、素早く既に取ってある雄しべを雌しべに人為的に受粉させるわけです。自然にまかせ畑で自家採種すると既に同一品種の受精が確約できないのです。一般的に畑での自家採種は翌年、更に翌年には一世代の姿形、食味などと大きく変化してしまいます。 内藤とうがらしプロジェクトは常に原系を守り維持するため厳密なルールをつくり、 ブランド唐辛子を守っています。 交雑性が高くどの地域でも生き続ける反面、同一の姿形、食味を守る苦労があるのです。






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