
【内藤とうがらし育て方】
トウガラシはナス科。同じナス科の植物を植えた土壌では、連作障害がおこりますので注意。利用部分は葉、果実(青、赤)。
日当たりがよく、風通しの良い場所で育ててください。
〇植えつけの土壌環境
<プランタで育てる場合>
-
野菜用のプランタ(約20㎝×50㎝×深さ30㎝)または8号鉢(直径24㎝)を用意。
-
市販の野菜用培養土を十分にいれ、そこに1本植える。
<地植えで育てる場合>
-
水はけ、日当たりのよい場所。
-
植えつけの2週間前に苦土石灰100g/㎡をまいてよく耕しておく(酸性を中和)。
-
植えつけの1週間前に堆肥2kg/㎡と肥料100g/㎡を全体にまき、よく耕す。
〇植え方
-
苗ポットの大きさに穴を掘る。
-
苗ポットから苗、根を傷めないように取り出し、穴に根を崩さないようにして植えつける。
-
苗と土をなじませるよう株元を軽く押さえ、株を中心に半径20㎝の範囲でジョウロで十分に水をやる。(プランタや鉢の場合、水が底から流れ出るくらいたっぷりやる)
〇育て方
-
水やりは、土壌の状態をみながら表面が乾燥したらたっぷり与える。
<夏場>土壌の温度の低い時間帯(早朝6時頃、夕方7時頃)に行う。 -
植つけから約1ヶ月で支柱を立て、地面から10~15㎝程度の高さで、支柱と幹をゆるめに麻紐などで結束する。
-
肥料は、花が咲いてから、苗の状態をみながら月1~2回まく。
注意!!
乾燥による葉ダニや水のやりすぎによるジメジメ、風通しの悪い場合はアブラムシが発生します。乾燥状態のときは、水やりのときに葉裏に水をかけ葉ダニの予防を。少量のアブラムシは、筆などで簡単にとることができます。
〇収穫
7月頃から青い実がつきます。
青い実(青とうがらし)の収穫目安は、開花後20日程度。
更に時間をおき赤く熟し、赤い実となります。
赤い実(赤とうがらし)の収穫目安は、開花後40~50日程度。
※あくまでも育てる環境によって変化します。ぜひ観察しながら育ててみてください。
疑問は edoya@nalnet.jp へ。内藤とうがらしプロジェクトメンバーが解説します。
注意!!
トウガラシには辛み成分があります。この辛み成分は青い実の段階より発生します。誤って目や皮膚の弱い部分に付着すると、痛みやただれが生じることがあります。栽培や収穫に際し、ビニール手袋を利用するか早めに石鹸で洗い流すなど十分に注意してください。